STEPPIN'LOGS

リズムに乗ってどこまでも

流石Google!GooglePlayMusicが良すぎる理由まとめ

 

GooglePlayMusicの使い勝手が最高過ぎて悩む。

音楽配信のサブスプリクションサービスがでそろいましたよね。

steppin-k.hatenablog.com

このエントリー以降に、GooglePlayMusicが登場して、

 私はGooglePlayMusicを選びました。
半月くらい経ったので、感想を記します。

 

というかGooglePlayMusicの使い勝手最高で悩んでいます。

だって今まで苦労して入手していたアーティストの音源が、、
月千円くらい払うだけで、全部タダで、、気軽に聴けて手に入るんだもの。。

APPLE MUSICをはじめようとおもいましたが、
Android派の私には相性が悪かったのでGoogle様のところでお世話になってみることにしました。

なのでAPPLE MUSICとの対比ができないですが、良いと思う利点を書き連ねてみます。

比較などはこのあたりを参考にどぞ。

定額配信サービス 音楽配信数比較!Google Play Music / Apple Music / LINE MUSIC / AWA | 株式会社ARTI FACTORY

Google Play Music vs. Apple Music どちらを選ぶべきか | ライフハッカー[日本版]

 

■3500万曲もある音楽大海原へいつでもダイブできる

膨大な楽曲からストレスなくお気に入りの曲が見つけられます。
普通に「このアーティストの曲聴きたいな」と思って検索するとほとんどヒットします。
なんなら秘蔵音源やライブ音源も入っているというプラスアルファ具合。

流石に新興レーベルとかで何曲か曲だしてそのままみないなあってアーティストはヒットしません。

逆にそれ以外、そこそこヒットした楽曲を持っているアーティストはほぼ網羅しているんじゃないでしょうか。

私の好きなクラブミュージックもがっつり、ロックやワールドミュージックも猛烈にあります。

play.google.com

TACKHEADとか普通なかなか聴けないけど普通にあった。

play.google.com

このアーティストの他のアルバムを聴いてみたかったのよ。

 

play.google.com

マヌ・チャオのライブ最高。ギターが渋すぎる。かっこいいじゃなくて。渋い~。

 

 ちなみに邦楽に対しての欲求はあまりないので、よくわかりません。

■気軽にマルチデバイスで使用可能

 今の活用環境は以下、
・デスクに座っているときはWinのPC、クロームアプリで再生
・外出時は常時携帯のAndroid-Xperiaでイヤホン再生
・ベッドでは昔使ってたiPhone5Bluetooth使ってスピーカーに飛ばして再生
それぞれに導入して満喫しまくりです。

昔だったら、各デバイスへの登録・データ移行が結構めんどうで、PCしか使えないとかあるけど

アプリ入れたらクラウドでつながっているので、音源のデータ移行など、一切不要
さっきPCで登録したアルバムが同時にスマホでもきけるようになっている。

気前のいいマルチプラットフォームぶりには感謝感激です。

■使用しやすいシンプルなユーザビリティ

 シンプルであることってできることは少ない。けど他の選択肢がなくて考える必要がなくて使いやすい。
楽曲とアルバムを検索して、それをライブラリに登録する。それだけ。

検索→マイアルバムに登録→再生
これでその曲が手に入り、いつでも聞けるようになる。

昔のデジタル配信サービスだったら、その間に購入決済とかが入ってたんだよね。
と考えるとCDショップに行く意味がマジで意味わかんなくなってくる。。

PCのブラウザ上で操作するなら、検索してでてきたジャケットを、あらかじめ作っておいた左カラムのプレイリストにドラッグでつっこんで、はい、ライブラリ登録完了。
プレイリストに入れた時点でジャンル分けできているから整理もできている。

とりあえずと登録しまくってようやく200枚のアルバムまでいけた。

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ただひとつ難点はアーティストのお気に入り登録ができないこと。
アルバムや楽曲単位でしかライブラリ登録ができない。

アーティストを閲覧して聞きたい曲をチョイスしたいのだけど、
まずはアルバムを登録してマークしておいてそこからアーティストページにいって、
閲覧するのがまわりくどい。
まあそのうち改善されるでしょうけど、ここは早く改善してほしいな。

■気の利いたオフライン機能

これは今の速度制限社会に順応したありがたい機能。

アプリには、アルバムを保存するボタンがあるので、
オフラインで聞きたいやつはダウンロードしておくことができる。

さらに、
「ダウンロード済みのみ」というフィルター機能があるため、
ダウンロードできているアルバムや楽曲のみを表示して、それを再生してくれる機能付き。
これによって、速度に対する心配もなくなり、かなり気持ちがラクになる気の利いた機能だ。

電車乗るときなどの通勤中にはこの機能を使用している。
家ではWi-Fiで聴きたい放題で活用中。

■もうイノベートされてどうしていいかわからない

アナログレコード大好き人間の私は、
そうそう入手できない音源もあるからレコードで買ったりしていたけど、
こうも簡単に入手できてカテゴライズできる手順ができてしまうと、
もう、今まで何を、、って気持ちに一瞬なったけどまあそこはデジタルとアナログで、
うまく切り分けて使う。
アナログは音質。デジタルは利便性。今のところデジタルの方が8割くらいの満足度を占めてしまっているけど、もう少し割合をチューニングしていこう。

Googleって欲がないのかサービスのブラッシュアップはマイナーチェンジが多いイメージなので、今後は驚くような展開はないと思っているが、このままで十分です。

以上、
GoolePlayMusic、良すぎて、突然の変化にとまどっています。

 

 

   

Apple、Spotify、AWA、LINE!サブスクリプション型音楽配信が日本をどう変える?

 

■国内にてサブスクリプション音楽配信が次々と登場

ここ1ヶ月で定額の音楽聴き放題サービスが軒並み登場し日本で暴れ狂っています。

サブスクリプションとは - コトバンク

ものすごく端的にいくとプラットフォーム上にて提供される音楽、

ミュージック音源・楽曲が全て聴き放題になるというサービスですね。

ここ1ヶ月程で超大手各社よりドドンと出揃いましたね。

サイバーエージェントとエイベックスが手を組んだ「AWA
・アップル「Apple Music」
・ライン「LINE MUSIC」
・海外では「Spotify」(日本上陸も秒読みの噂が)

サービスの詳細な紹介については他の解説サイトをご参照ください。

実際使ったのはAWAくらいなので比較などはここではしません。

日本の音楽業界で破壊的イノベーションです。

で、どうなるの?ってところ、考えてみたい。

 

■音楽は完全なるサービスコンテンツとなりWEBサービス市場へ移る

国内の音楽、ミュージック音源はこれまで小売ビジネスにて展開されてきましたが、
今回のサブスクリプションの動きを持って完全にWEBサービスのコンテンツに成り代わります。

音源が寄りすがる媒体、レコード、カセット、CD、デジタル販売、これらは賛否両論あるけど、時代の流れはもう完全に依り代をもたないデジタル化へ侵攻中。
もう媒体がなくてもいいこの時代、小売市場にミュージック音源・楽曲を流すことは時代の流れに反している。
これからの主流としては、
サービスという顧客満足、お金をだした人を満足させる提供物、
WEBサービスコンテンツとして扱われるのです。

サブスクリプションによる破壊的イノベーションが起こっております。

それにより破壊され、無くなっていくものは後は立たないでしょう。。
もちろんひとつの潮流であって一気に他の楽曲販売形態が淘汰されることはまだまだないですが。
メインストリームはこの流れなので、音楽の小売ビジネスが厳しくなり、新しい世代には通用しなくなっていくことは明白です。

■膨大な楽曲がユーザーの手の中に

まずユーザー目線だとこういった変化が。
現在、音楽を一曲手に入れるには「楽曲を購入する」という手法があります。
・レコードを買う
・CDを買う
・デジタル音源を買う
それぞれに多種多少なクラスタが存在しますが、
基本的に上記には行動に伴う時間、お金、考える思考活動、などなど
それなりに様々な消費者フローがあります。
それらがほぼ全て破壊されます。
デジタル・ディスラプションですね。

一曲買うのに財布と相談して、音源を買うという手間がなくなるだけでも大きな違い。

だって今いってるサービスだと、アプリ立ち上げて検索、でてきた音源をそのまま聴けるのだもの。
なんならリコメンドされるので、検索すらも必要なし。
何百万曲が、膨大な楽曲がユーザーの手の中に入っていくのです。

実際には目を通って耳に入るのですけどね。この五感ラインもポイントかな。

今まで音楽もそんなに聞かない人もたくさんの音楽を聞くようになる。
良く言い換えれば、新しい音楽に出会う機会と確率が恐ろしくアップする!
そういった観点であればアーティスト側には恩恵もありますね。


AWAのアプリをインストールして少し使ってみましたが、
いやー楽曲も結構あっておどろきました。
こりゃかなわんてなもんで。
NYハウスのTodd TerryやブレークビーツマエストロのCut Chemist、普通に検索あたります。もちろん一部の楽曲ですが、こりゃすげーわ。

いちいち購入しなくとも、CDから取り込まなくとも、
あなたのスマホに入ってくるのです。

といっても実際それほど使ってないです。
じゃあオフラインでも使えるのって話もありそうですが、よくわかってません。
ここはマネタイズの部分で工夫して展開されそうですね。


■音楽という情報が溢れかえるためキュレーション性が求められる

音楽というミュージック音源、膨大なコンテンツ情報が溢れることになります。
ユーザーで新しい音源を探すこともできる。でもでも今の人はみんな忙しいよね。
忙しいよねーって観点からいくと結局は誰かがキュレーションしてあげるのが一番。収集してあげた音源を気に入った人がみてそれを聴く。
まあよくあるプレイリストの共有ですよね。
ここの重要度の比重がさらに高まる。

切り口をかえてDJMIXという着想をもってるのはアップルだったかな。DJのレコメンドラジオみたいなのがあったはず。

となると日本にもコンテンツキュレーター、
いわゆるDJがさらに増えてくるかもですねえ。
編集するという行動ハードルが下がっていくため。
今もすでにあるけど音楽のキュレーションメディアも群雄割拠しそうですね。

人前でDJもしたこと無いような人が人気DJになることもあるかもですね。うーん普通に嫌ですね。でも真っ向から否定はやめておこう。
まあDJという点では以前紹介したMIXCLOUDがおすすめですけどね。

■溢れかえる音楽情報。その生産者はアーティストだからね

完全なるサービスコンテンツと成り代わっても
音楽の音源は作品です。そして作品を作るのはアーティストです。
作品は作るために様々な想いと苦労がつめられております。
と別にそんなことも考える必要もないような消費音楽もいっぱいですけどね。

アーティストに最大限の敬意を忘れてはいけないです。

アーティスト達がいい音楽を作れるようにお金を回してくれるシステムがあればいいのだけど、ここはまだまだわかりません。

調査しきれてませんがお金がうまく落ちるとは考えてにくく。
ただ、認知度向上というプロモーションという点では
すさまじく効果を成すのではとも考えられます。

音源はプロモーションという売り出しが加速していき、
アーティストは音源の収入はますます見込めずライブ収益への割合が増す。ライブハウスやクラブが儲かってくれればいいですけどねえ。

アーティストとしてプラットフォームをどのように活用するかは今後の課題であり、
新しいビジネススタイルの考えどころでもありますかね。

もちろんサブスクリプション型サービスという大きな選択肢ができたということで、それ一辺倒にはならずそれぞれにこだわりがあるので、一つの分岐点という捉え方になります。

デジタルは嫌だからCD。CDは嫌だからデジタル。
CDもデジタルも嫌だからレコード。

それぞれの好みで選んでいくのがいいかとおもいます。

ちなみに僕は中途半端は嫌い。基本レコード派です。
けど時代の流れには逆らえずデジタルとも良い付き合いをできればと考えています。

サブスクリプション型の音楽配信サービス、今後の展開にも注目です。


   

【DJアゲ太郎レビュー】時代と文化を包含したオールドスクール(古典)は永遠に色褪せない

 

 

アゲ太郎上野修行終わりましたね。

とんかつDJアゲ太郎をひたすら絶賛しまくるブログみたいになってきました。

長引いた展開だけあって34話はもう最高潮に良かったです。
布団にくるまりながらいつのまにか目頭熱くなり、グッッと拳を握りしめていました。

落語の古典=ダンスミュージックのオールドスクール

上野修行編が始まった際にオールドスクールの流れキターって興奮してたこの時、

steppin-k.hatenablog.com

 その後、そこまでフィーチャーされなくてちょっと早とちりしたかなあと思ったけど、やっぱり要点にありました。
33話でいん喜くんの師匠である落語家じいちゃんがきちんと拾ってくれました。

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少年ジャンプ+:

 
「兄ちゃんのかつからは未熟ではあるがそんな古典を敬い、自分の味を出そうとしている姿勢が見えた」
ん~いいね、フラグ回収!古典を敬う。これ大事ですよね。

落語ならなおさら、抑えておかないといけない噺であり、
音楽、芸能の世界も然り、古典を敬い学びそして“楽しむ”必要があるですよね。

落語でいう噺の古典は、ダンスミュージックではオールドスクール、すなわち原点。
「古典…DJと同じだ」とアゲ太郎くん。そっかオールドスクールの気付きはすでに自覚済だったのね。
ここで初めて邂逅する流れと思ってました。

古典を敬い、自分の味を出す

良い音楽、つまりかっこいい音楽やノリのいい音楽、味のある音楽といった、
いつ来ても聴いても色褪せない良い音楽には必ず古典=オールドスクールレアグルーヴの息吹があります。

オールドスクール音楽はレアグルーヴ音楽が基軸となっています。
ファンク、ジャズ、ソウルのグルーヴが根付いた音楽、
そこには時代と文化を包含した要素が詰まっており、幾人の腰をひねらしてきたグルーヴが必ず存在する。

そのグルーヴ要素をサンプリング(または演奏や機材で体現)して抽出しているオールドスクールはだから色褪せない。
そう永遠にです。いつ聞いても最高なんです。

ヒップホップヘッズの人なら誰しも知ってるIncredible Bongo BandのApache(アパッチ)というカバー曲があるんだけど。
この曲のドラムブレイクは至るところで使用されている。(Wikiでも専用ページあるんだw 「ヒップホップのナショナル・アンセム(国歌)」だそうです。)
どこかで聞いたことある人もいるのでは。

www.youtube.com

私は、このドラムブレイクをループかけてそのまま4時間以上は聞いていられる自信がある。
だって踊れるしかっちょいいもん。ボンゴいいよね~。

このドラムブレイクを活かして自分の味をみんなだしている。

 

Switch - A Bit Patchy (Original Mix) - YouTube

 

 このミックスの4分くらいから。これはリミックス

アパッチは色んなところで使われてしていて、どれも良い使われ方がしてる。

 

このようにオールドスクールを敬う音楽はいつ聴いたって色褪せない。
いつでもどこでも彼らは音楽に佇まっているのだ。

古典を知らずに流行りに迎合した音楽というのはここが抜けている、全く無いからつまらぬのだ。
聞いても何の面白みもない。中身がない。

いん喜くんが出会う自分の姿、それは落語×ミーツラップ

で、漫画の方もおもしろいので書かせてください。

ついについにいん喜くんがステージに上がる。
しかもフリースタイルで乱入、てかマイク持ってねえ。

ラップだとライムが漫画で読めるからいいね。いん喜のラップ超カッコよさそう。
落語の口上をラップにしてダンスミュージックに持っていくとか考えたこたあねえ、
いやあ粋だねえ。
これ、新ジャンルだね人気がでるとかどうこう、
日本人の文化を最大限に活かしたラップ表現で筋通ってて、アイデアが抜群。
落語のレコードをサンプリング的にミックスするという道もあったけど、ナードコアっぽくてなんか嫌だ。
そこを生のライブとしてラッパーを立てるアイデアはやるねえ作者。

物語の展開は最高潮!

こっちはもう二ヶ月くらい、いん喜が悩む姿をみてきたんだよ。
もやもやした気持ちは読んでてわかってる、、早く、突き抜けていってくれと願うばかり。

そのいん喜がステージにデーンと立ち、マイクを手にラップをかます!ライムには落語の口上のテイストが活かされている!
そして観客からの歓声があがる!あがる!
このカタルシスには興奮しまくりました。

イベントやってる人って日常生活が大半で、ブッキングやプロモーションの準備がほとんど。
こうやってライトあたる日は少ない。

けど、その分当日を迎えた時の、湧き出る興奮や楽しさったらそれはもうたまらんです。

あの幼馴染の子もなにもいわずに見守って笑いかけるシーンもよかったねぇ。。
遠くで見守る、古典を取り持つお師匠達。そして桜満開でエンド。ぱちぱちぱち
普通に漫画としておもしろいなあ。

さてアゲ太郎は渋谷に戻ったら次はどんな展開になるんでしょ。
パーティーもはじめているし、具体的に音楽面を取り扱う切り口が入ってくるのでしょうか。楽しみです。

 

 

 

 

【米ドラマ】ハウス・オブ・カードの腹黒リアルな駆け引きが面白い!

 

・アメリカドラマのハウス・オブ・カードにハマってます

ここ2週間くらいひたすらみています。

アメリカドラマのクオリティの高さは知っていたけど、やっぱすごいなあと実感中。

house-of-cards.jp
ざっくりいうとアメリカのホワイトハウスを軸に、
大統領や米議会政治を生き抜く主人公のサクセス?ストーリー。

いや間違い、サクセスではなく
壮絶に腹黒く政界を生き抜くケヴィン・スペイシーの壮大な演劇舞台。デス。
というように、超リアリズムにあふれ、それでいてハラハラドキドキもさせてくれ、
さらに政治情勢などの勉強にもなるという素晴らしいドラマです。


アメリカのネットTV最大手ネットフリックスのドラマ企画で、
今の時代にあわせて基本はネット配信がベース。

2013年くらいから配信スタートしているようで、
私は完全におそがけなのです。
シーズン1はこの前HULUで一気にみました。エクスペリアを片手に、ベッドに入りながらみています。
シーズン2はgoogleplayでレンタルしてみています。
シーズン3は今のとこ日本では未だ未配信のようですね。

・大好きなケヴィン・スペイシーデヴィッド・フィンチャーのタッグ

製作総指揮・監督には私の好きな映画監督の一人であるデヴィッド・フィンチャーが参画しています。
デヴィッド・フィンチャーはセブンからはじまり、ファイト・クラブパニック・ルームソーシャル・ネットワーク などなど
少しダークな色調をもってして、リアルなサスペンス描き撮ることを得意とする監督ですね。この人が監督する映画はどの映画もおすすめです。

そして主演にはケヴィン・スペイシー。(製作指揮にも入っているみたいです)
ケヴィン・スペイシーの演技はほんとかっこよいです。
一挙一動がミステリアスでダンディズムに溢れ、全ての動作に粋な工夫がみられる素晴らしい俳優さんです。
また声もかっこいんだよな。
セブン、ユージュアル・サスペクツアメリカン・ビューティーライフ・オブ・デビッド・ゲイル
などおすすめできる出演作もたくさんあります。
なんか上の映画タイトルこの時に紹介した映画ほとんどだった、、。


彼はここ数年、監督業も行っているのか、目立った活動がないよなーってずっと思っていたけど、まさかドラマにでていたとは!しかも40本くらいある!
数年楽しめていなかったケヴィン・スペイシーの演技を堪能しまくっています。

で、そんな二人が映画セブン以来、あらたにタッグを組んで登場したのが、
このハウス・オブ・カードですね。

 

・秀逸に練りこまれた超リアルなストーリー

政治ドラマって結構敬遠するし、このドラマのメインビジュアルも結構地味なので、
はじめは敬遠するかもですね。

まあよくある口説きもんくですが、一話みれば面白さがわかるかとおもいます。

もうほんと政治の世界ってこんなんなのかよ、、というくらい超リアル。
噂に聞く黒い世界を見事に体現されているので、そのダークサイドを具体的に見ることができる。
現実離れしないラインでちょっと危ないラインも描きつつひたすら政治家の視点や駆け引きの手法がみれます。

なんかオバマ大統領がネタバレしないでーってツイッターでつぶやいていたとかなんとか。それマジなら関心できるくらいリアルで面白いってことなんでしょうね。


ケヴィン・スペイシー演ずるフランクに課せられる難局を様々な方法をもってして、
クリアしていくんだけど、そのクリアの仕方がほんと腹黒いんです。

基本的には対人交渉が多い。

人の弱みにつけこみ、それを交渉材料としてうまく有利なサイドへ対象者を引き込む。いやああくどいw。
まあWIN-WINな交渉もしているので、ひたすらやな感じではないです。
なかなかダークなことを気持ちよくやりこなすところがケヴィン・スペイシーの演技のうまさですよね。

ただこの人の生き方はあまり真似しすぎたくないw。

 

あとたまにお気に入りのスペアリブを食べるシーンがよくあるんだけど、

なんかうまそう。おかげで最近、肉食ハングリーです。

・議会だけの描写に終わらないのがアメリカドラマのいいとこ

議会だけの描写に終わらない。
子供をもたないフランクの夫婦が持つ、寂しさ、幸せなひととき、さらには二人の持つ野望など、アメリカの夫婦の一つのスタイルもみてとれる。

扱うテーマもアメリカの課題情勢を取り扱ったり、上流階級のライフスタイル、
関係者の記者や若手議員の生活など、様々なアメリカの今をみれるのも本作の魅力。
やっぱ映画ひとつでは垣間みれないところ、普段の生活をみることができるのが海外ドラマのいいとこの一つですよね。

へーこんな仕事の仕方なんだー、あっやっぱアメリカもコーヒーはこのケースなんだー、ジョギング(体を動かす)文化を大事してるよなーなどなど
学べることがいっぱいです。

政治の話もちょっとわからないことあったらググったりしながらみるとさらに具体的にみえてきてよりリアルに楽しめます。


アメリカ版の半沢直樹ともどこかで聞いたけど、
全然比較にならないくらいスケールも壮大で、内容が凝って、のめり込んでしまう魅力あるドラマです。
やっぱこのレベルを知ってしまうと日本のドラマなんて一切見る気にならないんだよなー。

一時期ドクターハウスにハマって以来ですが、また米ドラマにハマってます。

さて、シーズン2も半ばに入ってきました。もう一話みてきまーす。

   

UKベース注目株DJ!ROSKA&SWINDLEの来日公演を満喫

 

ROSKAとSWINDLEをいっぺんにみれました

少し時間が経ってしまいましたが
こちらの記事でも紹介していたROSKAとSWINDLEを
大阪は名村造船所まで見に行ってまいりました。

 

steppin-k.hatenablog.com

 
いやあどちらもみれてほんとよかったです。

会場の話や他アーティストの話は
すっとばして端折らせていただきます。
なんせテックハウス系のイベントのようだったので
ストリートカルチャー色もあるUKベースの音楽には縁遠い客層で
ミスマッチがあったのはいわずもがなでした。

DJスピナーもメインできていたのですが、
私の目当てはロスカとスウィンドルのみ。それ以外興味なし。

ひたすら黒いガラージハウスをあやつるROSKAのDJ

ROSKAは以前にもみていましたが相変わらずクールな選曲でした。
UKガラージから派生したUKファンキーで台頭してきたROSKA。
UKガラージといえば軽快なリズムとシャッフルを十二分に効かせた跳ねるグルーヴが特徴的です。
一見明るく思われるハウスビートもROSKAにかかれば黒いグルーヴに変身。

いやあ黒かったです。
黒いというのはベースラインが重くしっかりと鳴っているからこそでてくる感覚です。

シャッフルの効いた4×4ビートもベースが重くなっているので
黒いがグルーヴが生み出される。

UKファンキーといえばROSKAでしたが、いまやUKファンキーも通りこして
ディープハウスやトライバルハウスをハイブリットにミックスさせた楽曲をプレイしていました。

黒人が奏でるビートミュージックは安定したかっこよさがあります。

途中あたりから
少ないビートでもベースがブオンブオン鳴ってる曲や
変形的なビートだけど、裏打ちのリズムが効いていて妙に踊れる曲などなど
さまざまな曲がDJプレイされていました。


いやーいいプレイでした。
お客さんはわかりやすい四つ打ちにはついてこれてのれていたけど、
裏拍ビートやガラージよりのビートになるとついてこれないって感じでした。
終わったあとがっしり握手してお礼いっておきました。

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ジンクのGODJでもなじみのあのボイスサンプルが!

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 この曲の裏打ちかっちょええ。

サービス精神たっぷりSWINDLEの超アゲDJプレイ

続いてSWINDLE。若い。20代の後半くらいなのかな、ありゃあ若い。
とりあえず超元気でサービス精神旺盛なめちゃええやつな外タレでした。

とりあえずお客さんに楽しんでノッてもらいてー!という気合ですごく煽る煽る。それもUKベースミュージックで煽る。

彼はグライム・ダブステップのトラックメイカーで、
そこまでアゲアゲな曲を作る方でもないのですが、
クイックなミックスと身振り手振りのアクションで、
お客さんを盛り上げるのです。

DEEPMIDIとかどす黒い感じのレーベルにも所属してるのだが、

そのイメージもなんのその。

曲はそこまでチャラすぎないかっちょいい曲をかけるのに、
いい感じにお客さんも盛り上がる。

やはり単純なハウスの客層にはダブステップとかは無理かなこれもビートへの接し方が云々、、とかいう以前に、お客さん全員ノリノリ。ここまでくれば、もう細けえこたあ関係なし状態。

SWINDLEにのせられてみんな自然とノッて踊ってる。
このダブステップ~グライムでここまでアゲてのせれるやつはあまりみたことないぞ。
すげえなSWINDLE。

自身の楽曲も織り交ぜて、最新のダブステップやグライム、ジュークまで。(USダブステまでのチャラいとこまではいかず。)
さらにはドラムンベースまでとイケイケDJ。まあ若いし、軸がブレてなきゃ色々かけてもよい。

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とことんアゲます。

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MOV_0100.mp4 from steppin on Vimeo.

 

この流れでSWINDLEダイブしてましたw。お客さんそんないねーのに、4人くらいで持ち上げて(私は足もってました)。

ほんとアクティブなイイやつでした。

当日迷いに迷って飛び込みでいったけど、
ほんといってよかった2人の来日公演でしたー。

   

「とんかつDJアゲ太郎」から学ぶ原点回帰=オールドスクールの大切さ

 

久々のエントリーになりました。

年度末ということだけあっておぞましき忙しさです。
企業の予算消化によるムチャな案件が暴れまわっています。

一日中デスクに張り付いて営業とかディレクションをやっています。
頭フル回転ふらふらなりながら生きています。

バタバタする毎日の中、隙間時間をつかまえながらスマホで漫画を読んでいます。
敬愛する漫画「とんかつDJアゲ太郎」は今週もおもしろかったです。

毎週考察のエントリーを書きたいくらい好きになってきました。

 

steppin-k.hatenablog.com
こちらの記事にてとんかつDJアゲ太郎の良いところを書きました。

オールドスクールの展開きた!

で、今週の26話では、アゲ太郎が上野へ向かう電車の中で

急に妄想がはじまる。舞台はニューヨークの地下鉄かな。
ビックマスターが妄想の中にでてきて「原点を学べ!!」というメッセージが投げられる。
これは確実オールドスクールのネタに出会うフラグだ!

ていうか上野へ旅立つにあたっての大げさな見送りは面白かった。


そうそう全てはオールドスクール=原点を学んではじめて、
良い音楽の素晴らしさを理解することができる。

オールドスクールとは

オールドスクールは一言でいうと昔の音楽だ。

ジャンル発祥の音楽といってもよい。

といってもオールドスクールという言葉は

色々なジャンルでも使われているので、人によっても認識は違うが
一般的には
70年代以降にはじまったヒップホップミュージックの源流を
今ではオールドスクールと呼んでる。これが結構広義になっているはず。

また、今ではオールドスクールという音楽はジャンルの原点でもあるので、
原点回帰という意味合いも含んで使われることもあるようだ。

ニューヨークのブロンクスで始まったヒップホップ。
クールハークにはじまり、グランド・マスターフラッシュ、
アフリカバンバータ、
ヒップホップの始祖と呼ばれるアーティスト・DJが活躍した時代、
1970年代その次代にリリースされたヒップホップミュージックを総称して
オールドスクール・ヒップホップと括っている。

 

クールハークによるレアグルーヴミュージックのブレイク部分を

ミックスしてダンストラックを作り出すというDJプレイから始まった。


今はパソコンひとつで多様な音楽を表現できるけど、
当時は機材は高いしそこまで出揃っていない。

限られた同じカルチャー・環境化の中で、
黒人のセンスとアイデアでトラックは作られていった。

さらにそこにMCをつけるブレイクダンスを踊るというカルチャーもあわさって、

どんどんかっこよく進化していく。

以下参考動画

www.youtube.com

80'Sになっちゃってるけどグランド・マスターフラッシュ。

www.youtube.com

アゲ太郎でいうところビックマスターという存在は
グランド・マスターフラッシュが元ネタでしょうね。

なのでここではオールドスクール・ヒップホップを前提として進めています。

あとポイントとしては、
楽曲作りとDJプレイをどちらもできていたことが
上述の3者にも通づるところがある。

DJをしてみんながMCしやすい/踊りやすい、
そこから「もっとこういうトラックがあったほうがイカすじゃん」という精神で
トラックが作られているので、
シンプルだけど超現場型な踊れるかっこいいトラックが生み出される。
なぜこんなにかっこいいか。
それはレアグルーヴ音楽のブレイクビーツをサンプリングしているからだ。
この時代の音楽は何度聴いてもかっこよくて色褪せない。超かっこよいのです。
それはまた次回あたりで取り上げたい。

ヒップホップだけでなくても
ハウスにもオールドスクールは存在しているし、
シカゴハウス・ニューヨークハウスの源流をオールドスクールともいったりしているので、今回のアゲ太郎で上がっているのはそのことかもしれないが。

オールドスクール=原点回帰をすること

一つのトレンドとして、
全世界的にもこのオールドスクールを見直そうという動きは
近年でみられる。これは何年かに一度よくある現象のようだけど。

アゲ太郎はおそらくダンスミュージック全般をかける
バランスのとれたDJとみているが、
軸としているのはヒップホップやハウスではなかろうか。

やはり中途半端な知識だけで、踊れる音楽をかけても
踊れるけども、、本当に踊れる音楽(おいしいとんかつ)を紡ぎだすことはなかなか難しい。

すなわちオールドスクールと呼ばれるその当時流れた音楽やカルチャーが基礎になって、
今の音楽は築かれているのに、
それを知らないでクラブDJ(とんかつ揚げる仕事)やってどうするのよアゲ太郎~ってことですね。

次の展開としてはおそらくオールドスクールミュージックを掘り下げてくれる展開になるんじゃないかなとみている。

これは音楽に携わる人全員に伝わって欲しい概念でもある。
ほとんどの大衆音楽はアメリカから出来上がっており、
その当時の音楽がどれだけ素晴らしいかを少しでもいいから理解してほしい。
そしてオールドスクールがあって初めて今の音楽が築かれているという紐付けや気付きがあってほしい。

この遠い日本ではそういった理解まで進まないことが心苦しいところです。

という僕も恥ずかしながらそのあたりの紐付けに対してめっちゃ詳しくはないですが、
少しでもその理解ができているだけで
世界には素晴らしい音楽がたくさんあることを知ることができます。

原点を知らなきゃ、良いものも良いと思えない。
中途半端な感覚だけで良いという判断をしてしまい、
それがどんどん陳腐化された理解に慣れ果てていきます。
今の日本のポップ音楽が腐っているのもそのせいですよね。

   

Mr. Oizoの奏でる音楽はアートでキッチュなエレクトリックハウス

 

フランスエレクトロ界の重鎮といえばMr. Oizo

フランスエレクトロといえば、
コンプレッサーとディストーションを効かせた
エレクトロハウスといわれる音楽が2000年以降は主流となっている。

そんなフランスのエレクトロハウスは基本的には好みではないですが、
Mr. Oizoは全く別物、彼のエレクトロミュージックは大好きです。

Mr. Oizoはミスターオワゾと読むそうです。
ずっとオイゾっていってましたが、
昔外人バーでフランス人と話したときにオイゾじゃ通じなくて、
オワゾっていうよって教えてもらいました。

エレクトロハウスのレーベルEd Banger Recordsに所属しており、
消えてなくなっていた多くのアーティストに埋もれることはなく、
Mr. Oizoだけは軸のブレない良質エレクトロミュージックを継続して発表している。

キッチュでおもろかっこいいエレクトロハウス

Mr. Oizoが作るエレクトロサウンドは軸がはっきりしており、他とは全く違い、際立っている。
軸の一つとして、hiphopのバックグラウンドから生まれる
ブレイクビーツを主軸にしたビートが下地にされている。

そしてアナログシンセのフィルターやディストーションに頼らない。
キッチュでポップなメロディ・シンセフレーズを
うまい具合にこだわりのビートと溶け込ませている。
結果万人受けにも匹敵するようなノリのいい楽曲を作りだす。

僕のダンス・ロック好きの彼女も知っているくらいなので、
女子にもおすすめできるアーティストだ。

そして音楽だけでなく映画監督もやったりしているアーティスティックでマルチな人でもある。

結構重鎮的な位置にいると思っているのだけど、
今で40歳だからまだまだこれからの活躍が楽しみな人でもある。

彼のサウンドクラウドはこちら

バレアリックを思わせる哀愁エレキサウンドがたまんない

ちょい昔だけどスクエアプッシャーとコラボした曲の
Mr. OizoREMIXバージョン。これ幾千と聴いた。
ベースがかっちょいい!!

ビートのノリがよい

オシャレなアートワークも魅力的


流石おフランスの方だけあってアートワークもおもしろくアートしている。

彼のPVにいつもでてくる黄色いヌイグルミのFlat Ericは、
今やおなじみのマスコットキャラです。

Flat Ericくん満載の音と映像がシンクロしたミュージックビデオ


Mr Oizo "Flat beat" official video directed by Quentin Dupieux with Flat Eric - YouTube

う~んなんともいえないユーモアと可愛さに溢れている。

映画も撮ってます

もともとは映像作家なので映画も監督しています。
名義は本名ですね。


Mr Oizo - Rubber teaser - YouTube



これは超能力を使えるタイヤが主人公の映画。
設定がぶっとんでる。主人公のロバート(タイヤ)くんが、町を徘徊します。
ワンシーンワンシーンがとってもシュールなアートな映像になっている。

サントラもいいです。

アマゾンのレビューにはオワゾの言及がないのがつらいとこ。


今ではアメリカのフライング・ロータス率いるブレインフィーダーからも
リリースしているMr. Oizo
この時の曲は正直いまいちですけど今後も活動を追っていきたいとおもいます!