STEPPIN'LOGS

リズムに乗ってどこまでも

Mr. Oizoの奏でる音楽はアートでキッチュなエレクトリックハウス

 

フランスエレクトロ界の重鎮といえばMr. Oizo

フランスエレクトロといえば、
コンプレッサーとディストーションを効かせた
エレクトロハウスといわれる音楽が2000年以降は主流となっている。

そんなフランスのエレクトロハウスは基本的には好みではないですが、
Mr. Oizoは全く別物、彼のエレクトロミュージックは大好きです。

Mr. Oizoはミスターオワゾと読むそうです。
ずっとオイゾっていってましたが、
昔外人バーでフランス人と話したときにオイゾじゃ通じなくて、
オワゾっていうよって教えてもらいました。

エレクトロハウスのレーベルEd Banger Recordsに所属しており、
消えてなくなっていた多くのアーティストに埋もれることはなく、
Mr. Oizoだけは軸のブレない良質エレクトロミュージックを継続して発表している。

キッチュでおもろかっこいいエレクトロハウス

Mr. Oizoが作るエレクトロサウンドは軸がはっきりしており、他とは全く違い、際立っている。
軸の一つとして、hiphopのバックグラウンドから生まれる
ブレイクビーツを主軸にしたビートが下地にされている。

そしてアナログシンセのフィルターやディストーションに頼らない。
キッチュでポップなメロディ・シンセフレーズを
うまい具合にこだわりのビートと溶け込ませている。
結果万人受けにも匹敵するようなノリのいい楽曲を作りだす。

僕のダンス・ロック好きの彼女も知っているくらいなので、
女子にもおすすめできるアーティストだ。

そして音楽だけでなく映画監督もやったりしているアーティスティックでマルチな人でもある。

結構重鎮的な位置にいると思っているのだけど、
今で40歳だからまだまだこれからの活躍が楽しみな人でもある。

彼のサウンドクラウドはこちら

バレアリックを思わせる哀愁エレキサウンドがたまんない

ちょい昔だけどスクエアプッシャーとコラボした曲の
Mr. OizoREMIXバージョン。これ幾千と聴いた。
ベースがかっちょいい!!

ビートのノリがよい

オシャレなアートワークも魅力的


流石おフランスの方だけあってアートワークもおもしろくアートしている。

彼のPVにいつもでてくる黄色いヌイグルミのFlat Ericは、
今やおなじみのマスコットキャラです。

Flat Ericくん満載の音と映像がシンクロしたミュージックビデオ


Mr Oizo "Flat beat" official video directed by Quentin Dupieux with Flat Eric - YouTube

う~んなんともいえないユーモアと可愛さに溢れている。

映画も撮ってます

もともとは映像作家なので映画も監督しています。
名義は本名ですね。


Mr Oizo - Rubber teaser - YouTube



これは超能力を使えるタイヤが主人公の映画。
設定がぶっとんでる。主人公のロバート(タイヤ)くんが、町を徘徊します。
ワンシーンワンシーンがとってもシュールなアートな映像になっている。

サントラもいいです。

アマゾンのレビューにはオワゾの言及がないのがつらいとこ。


今ではアメリカのフライング・ロータス率いるブレインフィーダーからも
リリースしているMr. Oizo
この時の曲は正直いまいちですけど今後も活動を追っていきたいとおもいます!